「リハデミーってどんなサービスなの?」
「そもそもリハデミーってなに?」
「リハデミーの有料会員のメリットを知りたい」
リハデミーとは、スマホやPC、タブレットで、リハビリ職者向けのセミナー動画などが視聴できるサービス(月額2,980円+税※)です。※R2.1.17現在

この記事では、リハデミー有料会員のわたしが、実際にリハデミーを使ってみた感想をお伝えします。
また、サービス内容やメリットなども詳しく説明していきますね。
「リハデミーって実際どうなんだろう?」と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてください。
それではまいりましょう!
リハデミーとは? リハ職向けの有料オンライン学習サービス

リハデミーとは、リハ職向けの有料オンライン学習サービスです。
リハデミーでは、リハ業界において著名な講師のセミナー動画が、合計80本以上用意されています。
マルチデバイス対応なので、スマホ・パソコン・タブレットなどで視聴可能。いつでもどこでも、自分のタイミングで学習することができます。

リハデミーを運営しているのは、東京に本社を置く『リハテックリンクス』さん。
リハテックリンクスさんは、リハデミー以外にも、リハ職向けのセミナーを開催したり、貸会議室運営・映像制作・動画制作などをおこなったりしている会社です。
さて、リハデミーのサービス内容ですが、【有料会員】と【無料会員】で受け取れるコンテンツの量が変わってきます。
まずは、リハデミーの有料会員と無料会員の違いについてみていきましょう。
リハデミーの「有料会員」と「無料会員」の違いは?
リハデミーには、【有料会員】と【無料会員】があります。
会員の違いによって、利用できるサービスの数が変わってきます。
以下の表に、有料会員と無料会員の違いをまとめました。
有料会員 | 無料会員 | |
セミナー動画 | 全部視聴できる | 一部視聴できる |
論文紹介 | 見れる | 見れない |
質問共有サービス | 利用できる | 利用できない |
トピックス | 見れる | 見れない |
講師ブログ | 見れる | 見れない |
料金 | 月額2,980円(税別) 2週間の無料お試しあり |
0円 |
※R2.1.17現在

さて、次の章では、より詳しくリハデミーのサービス内容を説明していきますね。
リハデミーのサービス内容
リハデミーのサービス内容は以下の5つです。
有料会員になると、すべて利用できるようになります(無料会員は一部のセミナー動画のみ見れます)。

① 一流講師のセミナー動画が見放題
② 論文の要約記事が読める
③ 質問共有サービスで、講師に臨床の悩みを質問できる
④ トピックスが読める
⑤ 講師ブログが読める
それぞれ詳しくお伝えしていきますね。
① 一流講師のセミナー動画が見放題

リハデミー有料会員の最大の特長が、“一流講師のセミナー動画が見放題”であること。
たとえば、吉尾雅春先生や福井勉先生、森岡周先生、石井慎一郎先生など、勉強熱心な人なら一度は耳にしたことがある先生方のセミナー動画が、合計で80本以上用意されています。
・基本的な脳機能解剖学と脳画像(吉尾 雅春先生)
・皮膚と身体摩擦について -理論と実践-(福井 勉先生)
・ニューロリハビリテーションとは何か -運動機能回復・運動学習に導くために-(森岡 周先生)
・ケーススタディーで考える動作分析とアプローチ戦略 -症例動画から学ぶ臨床推論、治療アプローチの実践-(石井 慎一郎先生)
動画1本あたり数時間にのぼるものが多いため、とにかくボリュームがすごいですよ。
「もっとどんなタイトルがあるのかを知りたい」という方は、以下のページでご確認ください。
【全動画ラインナップ】
https://rehademy.com/video(リハデミー公式サイト)

② 論文の要約記事が読める

「論文を読みたいけど時間がない…」「英論文を読めない…」という方もいると思います。
しかしリハデミーには、そんな悩みを解決する“論文紹介”というサービスがあります。
“論文紹介”とは、リハデミー編集部の方がまとめた、医学系論文の要約記事が読めるサービスです。

要約記事では、記事のポイントや研究対象、研究手法、結果などが端的に書かれています。
そのため、1記事5分もかからずにサクッと読み終えることが可能です。
なお、要約記事は毎日追加されていくため、ニュース感覚で情報を仕入れることができますよ。

論文をイチからじっくりと読む時間がない方にとっては、手軽に情報収集できる便利なサービスだと思います。
ちなみに、記事内に参照文献も書かれているため、さらに詳しく論文の内容を知りたい方は自ら調べてみるのもアリですね。
③ 質問共有サービスで、講師に臨床の悩みを質問できる

日々の臨床では、参考書やセミナー動画だけでは解決できない疑問や悩みに遭遇する機会が多いと思います。
周りに相談できる人がいればいいのですが、そうもいかない環境の方もいるでしょう。
そんなときに心強いサービスが“質問共有サービス”です。
質問共有サービスとは、リハデミーの動画に出演している一流講師陣に、ウェブ上で直接臨床の疑問を質問できるサービスです。
そして、その質問に対する講師のアドバイス内容は、リハデミーの有料会員ならば全員みることができます。

自分の悩んでいる分野に詳しい講師に相談できるので、より専門的かつ的確なアドバイスをいただけると思います。
④ トピックスが読める

リハデミーの有料会員は、“トピックス”を読むことができます。
トピックスには、講師のインタビュー記事や、講師の臨床における考え方が書かれている記事などが用意されています。
30記事ほどがありますが、現在はあまり更新されていません。

⑤ 講師ブログが読める

上記のサービス以外に、リハデミーではリハ職向けのブログも公開されています。残念ながら、執筆者および内容に関しては、プライバシーやサービスの関係上ここではお伝えできません。
ひとつ言えるのは、自分が執筆者の方と同じ立場だったら、話すのにかなり勇気のいる体験談を赤裸々に語ってくれています。そんな執筆者の方に、敬意を表したいです。
ただ、残念ながら現在は更新されていません。しかし、リハビリテーションに関わる方ならぜひ一読してほしいブログです。
リハデミーの料金・支払い方法
有料会員は【月額】2,980円(税別)|【年額】35,760円(税別)

リハデミーの有料会員は【月額】2,980円(税別)※。また、【年額】だと35,760円(税別)※です。※R2.1.17現在
有料会員になる際は「月額払い」か「年額払い」どちらかを選ぶことができます。
しかし、支払い方法の違いによって「月額払い」ができたりできなかったりします。
次の項で詳しく説明しますね。
支払い方法は【クレジットカード決済】もしくは【銀行振込】
リハデミーの支払い方法は、【クレジットカード決済】もしくは【銀行振込】の2種類です。

なお、【銀行振込】の場合は、「月額払い(2,980円(税別)/月)」ができません。「年額払い(35,760円(税別)/年)」のみとなります。
さらに銀行振込は、有料会員の2週間お試しができませんので、ご注意ください。
なので、もし「月額払い」と「有料会員の2週間お試し」の両方をしたい場合は、【クレジットカード決済】を選択する必要があります。

少しややこしいと思うので、上記の説明を以下の表にまとめました。
クレジットカード決済 | 銀行振込 | |
月額払い (2,980円+税) |
可能 | 不可 |
年額払い (35,760円+税) |
基本的に不可※ | 可能 |
有料会員の14日間無料お試し | あり | なし |
(R2.1.17現在の情報)
※クレジットカードで年額払いをしたい場合は、お問い合わせ必要

リハデミーは高い? それとも安い?|同業他社と比較してみた
「リハデミーって高くない?」とお考えの方もいると思います。
そこで、リハデミーの料金と、同業他社のオンライン学習サービスの料金を比較してみました。
サービス名 | 料金 | 特徴 |
リハデミー | 月額2,980円(税別) 年額35,760円(税別) |
・80タイトル以上のセミナー動画の見放題(1動画・数時間が多い) |
PTラーニング | 月額3,000円(税別) 年額12,000円(税別) |
・200タイトル以上の講義動画の見放題(1動画・約30分) ・基礎分野、臨床心理、脳神経、運動器、内部障害、産業理学療法など幅広い分野の動画を用意 |
JLCオンデマンド「医療見放題コース」 | 月額3,300円(税込) |
・全9コース・160タイトル以上の動画が見放題 |
スマイルチェーンオンデマンド | 月額3,000円(税込) 年額30,000円(税込) |
・200タイトル以上の講義動画の見放題(1動画・数分が多い) |
(R2.1.17現在の情報)
このように、リハデミーは同業他社と比べても料金はほとんど変わりません。また、コンテンツの量も他社と比べても見劣りしないと思います。
それではお次は、実際にリハデミーを使ってみた感想をお伝えしていきます。
リハデミーを実際に使ってみた感想5つ
実際にリハデミーを使ってみた感想は、以下のとおりです。
① 経験豊富な一流講師のセミナーなのでとにかく学びが多い
② 自分のペースで学習できる
③ 時間や場所にとらわれずに、自由に学習できる
④ ストリーミング再生なので、Wi-Fi環境下じゃないと通信量を大きく消費する
⑤ 倍速で動画再生できるため、効率的に学習できる
それぞれお伝えしていきますね。
① 経験豊富な一流講師のセミナーなのでとにかく学びが多い

何度もお伝えしてきましたが、リハデミーの動画は一流講師による講義なので、とにかく学びが多いです。
恐縮ですが、わたしがすばらしいと思った点は、アカデミックな内容がベースにある上で、講師の方々が長年つちかってきた経験が詰め込まれていることです。
臨床は「サイエンスとアート」と表現する方もいますが、それを体現している講師陣のセミナーを気軽に動画でみれることは、なんともありがたいサービスだと思っています。
② 自分のペースで学習できる

セミナーを受けに行ったときに、以下のような経験はありませんか?
「自分の知識が足りないから講師の言っていることを理解できず、最後まで内容があたまに入ってこなかった…」
わたしはあります(笑)。そのたびに、「せっかく高いお金を払ったのに、なんてもったいないことをしたんだろう…」と後悔していました。
しかしリハデミーの場合は、講義中に理解できなかったところで動画を止めて、教科書で調べて、疑問が解決できたら次に進んでいく、ということができます。
このように、自分のペースで学習できるため、おいてけぼりになる心配はありません。

③ 時間や場所にとらわれずに、自由に学習できる

セミナーに行きたくても、仕事を休めなかったり、遠方で交通費が高かったりと、なくなく受講をあきらめていた方も多いと思います。
くり返しお伝えしたように、リハデミーはインターネットにつながる環境さえあれば、スマホやパソコンでいつでもどこでもセミナー動画を観れます。
そのため、これまでさまざまな制約でセミナーに行けなかった方でも、時間や場所にとらわれずに自由に学習することができます。

④ ストリーミング再生なので、Wi-Fi環境下じゃないと通信量を大きく消費する

リハデミーのセミナー動画は、ストリーミング再生(インターネットに接続しながら動画を再生すること)なので、通信量に注意をする必要があります。

Amazonプライム・ビデオのように、動画をダウンロード再生できるとうれしいなーと思いました。
そのため、なるべくWi-Fi環境下でセミナー動画を視聴することをオススメします。
ちなみに、動画をみる際は【高画質】と【低画質】を選択できます。
Wi-Fiにつながっていない場合、すこしでも通信量をおさえたいなら【低画質】を選ぶとよいかと思います。
⑤ 倍速で動画再生できるため、効率的に学習できる

リハデミーの動画は、倍速(1・1.25・1.5・2倍速)で視聴することができます。
これが意外と便利な機能なんですね。わたしはじっくりと長時間の動画をみることが苦手なタイプなので、つねに2倍速にしています。
1時間の動画でも、2倍速にすれば30分で観終わることができますし、効率的に学習したい方はぜひ倍速再生を活用してみてはいかがでしょうか。

【個人的】 最初にみることをオススメしたい動画

数ある動画のなかで、個人的に最初にみることをオススメしたいのが、竹林崇先生と藤本修平先生のコラボセミナー『臨床力には研究能力が必須! 臨床の疑問から研究デザインと論理思考を身につける2Days』。
この動画では、ちまたにあふれている玉石混交の情報のなかから、現時点においての最善な情報を手に入れるための方法を学ぶことができます。
また、なにかしらの意思決定をする際の思考過程において、実はさまざまなバイアスがひそんでいて、それらにいかにわたしたちは無意識に引っかかってしまっている(可能性がある)のか、ということも思い知らされます。
意思決定の際に、バイアスをできる限り排除して仮説検証できるようになりたい方は、本動画にヒントを見出せると思います。
動画を見終わるころには、きっと世の中の情報の見方が変わっているでしょう。

あくまで意思決定の判断材料のひとつとしてご参考くださいね。
リハデミーの登録方法|オススメの流れ

いまから、リハデミーの登録方法をお伝えしていきます。
はじめから有料会員に登録することもできますが、わたしがオススメするのは以下のような流れです。
【ステップ1】
まずは無料会員でリハデミーを体験してみる
【ステップ2】
気に入ったら有料会員をお試しする(14日間無料)
それぞれ順を追って説明していきますね。
【ステップ1】まずは無料会員でリハデミーを体験してみる
無料会員は、有料会員の一部コンテンツを完全無料で体験することができます。
そのため、はじめてリハデミーを知り、興味が湧いた方は、まずは【無料会員】に登録してサービスを試してみることをオススメします。
無料会員の登録方法は、以下のとおりです(※スマホ版です)。
▼まずはリハデミーの公式サイトにいきます。
【リハデミー公式サイト】

▼メニューを選択します。

▼メニューの【新規会員登録】を選択。

▼名前やメールアドレスなど、必要情報を入力していきます。これで登録完了です。

▼ちなみに、ひとによっては【決済方法】の欄で戸惑うかもしれません。わたしはそうでした。

というのも、【決済方法】では『クレジット決済』もしくは『銀行振込』を選択しないといけないのですが、「無料会員なのに、決済情報を書かないといけないの?」と、すこし不安に感じたんですね。
▼しかし、さらに下に進むと【会員種別】という欄があり、そこで『無料会員』を選択すると、【決済方法】の欄が消えました。

そのため、決済情報は書かずに無料会員の登録ができます。
【ステップ2】気に入ったら有料会員をお試しする(14日間無料)
無料会員をためしてみて「有料会員になって、リハデミーのすべてのコンテンツをみたい!」となった方は、以下のステップで有料会員になることができます。
▼まずはメニューを選択します。

▼自分のアカウント名を選択し、マイページにいきます。

▼マイページの下の方にいくと、【会員種別】という欄があるため『無料会員』から『有料会員』に変更します。
『有料会員』に変更すると、クレジットカード情報の欄が出てくるため、必要情報を入力し【更新する】をタップします。これで完了です。

なお、有料会員は【14日間】の無料お試し期間があります。
しかし、無料お試し期間が過ぎると、料金が「自動的」に引き落とされるためご注意ください。
そのため「やっぱり有料会員をやめたい」と思ったら、お試し期間中に解約の手続きしておきましょう。
というわけで、次の章では解約方法についてご紹介していきます。
リハデミーの解約方法
リハデミーはカンタンに解約することができます。
解約方法は以下のとおりです。
▼メニューを選択し、マイページを選択します。

▼マイページの下の方にある【解約をされる方はこちら】を選択します。

▼あとは、ステップに沿って必要事項を入力していくだけでカンタンに解約できます。


ちなみに、解約してから1ヵ月以内はリハデミーの再登録ができません。
さらに、有料会員の無料お試し期間を継続したいがために「登録」と「解約」をくり返すと、今後サービスが使えなくなるためやめておきましょう(当然ですが…^^;)。
リハデミーはセラピストの平等な学習環境を創り出す

今回は、リハ職向けのオンライン学習サービス『リハデミー』についてご紹介しました。
リハデミーは、これまで物理的な要因でセミナーに参加することができなかった方でも、インターネットさえつながれば、動画でだれでも平等に学べる環境を創り出しました。
とはいえ、なかには「動画だけで学習するのはよくないんじゃないか?」という意見の方もいるでしょう。
わたしも全くもって同意見です。やはり、講師の無意識の考え方だったり、タッチの感覚というのは、なかなか動画だけじゃ伝わりきらないところがあるのも事実です。
ただ、リハデミーのランディングページにも書いてあるように、あくまでリハデミーは「学習」の入り口的な存在だとわたしも思っています。
リハデミーをキッカケに「手技を直接学びたい」「研究に興味が湧いた」などと思ったら、セミナーに足を運んで講師から指導を仰いだり、実際に研究をはじめたり、大学院への進学を検討したりと、次のステップに進んでいけるとよいでしょう。
そしてさらに、リハデミーを利用して「勉強になった」と満足するだけで終わるのではなく、世の中や目の前の患者さん・クライエントに貢献するための“行動”につなげていくことが大切だと思っています。
それでは、今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。